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vavavaの観劇メモ

観に行った舞台のメモや感想です。完全に自分用なのでネタバレにはご注意を。

劇団鹿殺し15周年記念『名なしの侍』を観にいった。

時代劇でパンクで生演奏ってどういうことかと思ったけど、そうとしか言えないぞ。。「勢い」はものすごく、最初から最後まで熱量を保っていたように感じる。金髪ヴィジュアル系な時代劇、面白かったです。

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開幕と同時に、生バンドを背景に繰り広げられる殺陣は戦場の凄まじさを感じるし、むしろ音量的にはバンドがメインとすら思える。戦場で再開した足軽ふたりは旧友らしい、敵の大将には並々ならぬ感情があるもよう。そして、回想するように物語が始まる。

そこは合戦孤児が身を寄せる道場、なるほど"名なし"とはそういうことか。「武功を上げれば侍に取り立てる」、成り行きとはいえ家族として過ごしていた日々が変化していく。敵討ちに走るもの、野心を企むもの、家族であろうとするもの、、、

運命に翻弄された子供たちの、すれ違いと友情の物語とも見て取れる。時代劇と聞いてお硬いイメージでいたけれど、実際にはギャグやメタな発言も多いものであった。だいたいキービジュアルの時点でヴィジュアル系な髪の色だし。

見どころ、、、ネタバレも気にしつつ。離れ離れになっても兄弟を思い続けることが、結果として友を地獄から救う一手になった様子は美しかった。仇討に取り憑かれて壊れていく様は心が痛く、改めて役者というものの凄まじさを感じた。信長の屏風のくだりは、良いくだらなさということで。

装置メモ。上手は演奏ブースで楽器を設置済み。演奏者はそれ専属というわけではなく、行商役などところどころ出番があるのもうまい。残り中央から下手にかけては一段上がったやや傾斜。屋根のような雰囲気。バンド前を含めて平のスペースも残ってはいる。墓標のようなプレートは持ち運び可能で数もたくさん、墓としてはもちろん障害物としても使用可能で、イメージを膨らますのに役立っていた。

・・・

回想から始まるからこそ二度目の観劇は発見が多そう。さらに当パンの歌詞を確認したうえで観たいというのもある。ずるいなあ。

前に観たのが『BONE SONGS』...2013年かあ。前にも思ったけど、鹿殺しさんは元気なときの摂取に向いてそう、逆に弱ってる時に観ると胸焼け起こしちゃうイメージ。

劇団鹿殺し『名なしの侍』
2016/07/21(金)19:00@サンシャイン劇場