vavavaの観劇メモ

観に行った舞台のメモや感想です。完全に自分用なのでネタバレにはご注意を。

【舞台】酔いどれ天使『エンジェルナイツ』観てきました。

なんだか武器がかっこよさげだったので観てきました。

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2年前の「ニートエンジェルVSリストラデビル」以来の酔いどれ天使です。

あらすじメモ

スマホゲームをプレイする5人のプレイヤーがゲームの世界へと飛ばされてしまう。

ゲーム世界において人間は無力な存在、自分の作ったキャラクターとチームを組んで、四天王そして魔王へと立ち向かう。

見どころ

"ゲームしょくにん"による説得力ある脚本

日本を代表するゲームクリエイター:時田貴司が描く脚本だけあって、ファンタジーの設定や、場面・キャラクターの見せ方がいちいちカッコイイ。「ゲームらしさ」に溢れている。

課金、アップデート、チートといった要素がキャラクターの性能に直結するのはもちろん、物語として機能しているのが素晴らしい。

魅力的なキャラクター

剣士、魔法使いといったパーティの基本となるキャラクターが揃っていて見ごたえがある。ライバルキャラである四天王も、4属性の分かりやすいビジュアル・技・衣装・武器と個性が際立っている。

ゲームプレイヤーとゲームキャラのアバターには差があり、性格も違っている。しかしながら、創造主の願望やコンプレックスが反映されているあたり、やっぱり同一人物だと感じられる点もよい。互いに理解を深め、絆が結ばれていく様子も愛おしい。

各タッグごとに装備の色などワンポイント共通するものがあって素敵でした。

ゲームらしい演出

物語のルート分岐も面白い試みだ。どの組み合わせの殺陣シーンを観る(再生する)かを客席に委ねることで、観客自身が「プレイヤー」であることが思い起こされる。

ナビゲートの妖精キャラが進行をするので、第四の壁を破ることによる違和感もない。会場の緊張が緩むのも「キャラクターにカーソルが当たっているだけ」と解釈できる。

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ライブ・ア・ライブ | New ニンテンドー3DS | 任天堂

ファンタジーを彩る装備の数々

このためだけに観に来たと言っても過言ではないです。今や2.5次元の武器職人・小道具職人として最前線をいく羽鳥さんの存在、もう大ファンです。

鉾の細かい装飾、短剣として機能する扇子、炎属性水属性を感じる剣、バックラーのルーン文字、アンティーク調ながらどこかタブレット感のある妖精の時計…こんなに充実した道具たちが活躍する舞台を、しかも小劇場の距離感で観られるのはホント贅沢です。

装置メモ

ウエストエンドらしい立体感のあるステージ。2段3段の踊り場があり、はけ口も上下左右に点在している。高低差を使ったダイナミックなアクションが繰り広げられる。

四角く囲まれたステージ全体を使うように映像が投影され、呪文や必殺技の迫力が効果的に機能していた。必殺技ムービーの流れるゲーム画面を見ているようにも思える。

壁には蔦や葉、全体的に岩場の雰囲気があり、草原や荒野を思わせるフィールドになっていた。

気になった点

高低差があるゆえに首が痛い。前列だったこともあり見上げる形での120分、これは自分にとって一つのボーダーになりそうだ。

ゲームの物語が現実世界に影響を及ぼしている、という展開に違和感はない。しかしいつの間にか「人間のあり方」のような話になってきたのは壮大すぎやしないか。RPGのシナリオなんてそんなもんだよ、と言われたらそれまでだが。好みか。

エンディングがマルチなのも面白い。だったら映像化してくれよ!と思うのはワガママだろうか。。

まとめ

ゲーム好きには余計に刺さるような展開・演出だったと思う。さすが日本のゲーム会を率いてきたしょくにんだなあ、と思ってググってみたら劇団出身ですって!?

たかがゲーム、されどゲーム。その体験は真実だし、プレイした人にとって大切な思い出である。スマホゲームやプレイ動画といった昨今の文化に対する、警鐘・憂いのようなものも感じてしまった。

最近プレイしていないキャラクターに会いに行こうかなあ...

株)酔いどれ天使 第4期株主総会『エンジェルナイツ』
脚本:時田貴司、加藤真紀子/演出:加藤真紀子
2017/09/08(金)14:00@ウエストエンドスタジオ