vavavaの観劇メモ

観に行った舞台のメモや感想です。完全に自分用なのでネタバレにはご注意を。

【2.5次元】舞台FGO(2017秋)を観てきました。

これを観るためにFGOをはじめたと言っても過言ではない。

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推し(が作った武器)に会いに行く。

※FGO始めたはいいけど未だ2章の新米です。ひとつの舞台を楽しむつもりで臨みました。

あらすじ

円卓の騎士のくだり。ゲームだと6章準拠だとか。

ネタバレに抵触するだろうし、詳しくはその界隈をおググりください。。

見どころ

2.5次元作品はいくつか観てきましたが、頭一つ抜けて美しかったです。

シナリオについて

プロのシナリオライターによる、しかもとりわけ評判の良い(らしい)6章の話ということで、ストーリの面白さは確保されていると言ってもよい。充実のシナリオこそ、FGOの強みの一つであろう。

脚本への昇華:ミュージカル

その長いシナリオを3時間程度の舞台にどう落とし込むかは見どころの一つと言えるし、推しキャラを無下に扱ったのでは"マスター"達が黙っちゃいない。このバランスは2.5次元の肝と言えよう。

期待と不安を胸に開幕を迎えるとそこに広がったのはミュージカル。おかしい、舞台のはずでは。ミュージカルなんていう枕詞は付いていなかったはず。

しかし考えてみると明快で、「時間(シーン)の経過やキャラクターの掘り下げを歌とダンスという形パッケージ化できる」と捉えると実に合理的である。歌詞、ダンス、アンサンブルの表現で各々の"らしさ"を強調するとともに、ベディヴィエールの物語という軸はぶれない。

それでスタッフは誰なんだろうとパンフレットを見てみると、脚本・ミュージカル・アクションなど専門が幅広い演出家だそうで。絶妙なバランスも納得である。

映像とアクションの融合

ファンタジー世界の技をどう表現するかも2.5次元の魅力の一つだ。とりわけ魔法や必殺技(宝具演出)が多い本作においてはその期待も膨らむ。

可動する半透明のパネルを自在に配置し、映像美とアクションを的確に合わせてくる。剣を振ると斬撃が舞い、ハープを奏でるように弓を射る。魔法陣の展開だってお手の物だ。

しかしそれでは、言っちゃ悪いが「映像頼り」とも受け取れる。そんな中で唯一、宝具演出を具象化していたのが呪腕のハサンである。

天から垂れる黒い布がじわじわと相手を捉え、自らと共に相手を縛り上げ死へと誘う。これだよこういうのが観たかったんだよ!

これこそ原作を超えた演出の一つであると思うし、暗殺を生業とする影に生きる雰囲気を感じる。演出も相まって異色さが強調されているように思えた。

充実のアンサンブル

そういったファンタジーで見ごたえある演出を可能にするのがアンサンブルの皆さんで、作品を影で支えると同時に作品そのものであると言ってもよい。

特にやられかたは美しく、斬られ、射られ、なんだかよくわからない技に吹き飛ばされる、そのダイナミックさは観ていて飽きない。

ダンスや殺陣の傍らで装置を動かすなど、黒子としての役割もきっちり果たしていて、そのレベルの高さには驚かされた。

衣装と小道具について

ここにも触れておきたい、というか武器を見たくて劇場に赴いたので。

衣装はもうファンタジーのイメージそのもので、コスプレなんていう次元ではなくゲームの人物そのものであった。甲冑の重量感、ダヴィンチちゃんのふわふわかつ複雑な感じ、マシュの尻...

その衣装をまとってバリバリのアクションが繰り広げられる。可動域や耐久性を保ったままデザインを維持しているのは美しいし、それを難なく見せつける役者も役者だ。

武器も武器で、「剣士ばっかりだなー」という不安を吹き飛ばす充実具合。片手剣、両手剣という違いはもちろん、デザインもキャラクターごとに個性的である。キャラクターの構えもそれぞれ違っていて見ていて飽きない。

そしてあれだけ長い時間振り回せるだけの重量と、ぶつけたり落としたりしても問題のない構造・耐久。ダヴィンチちゃんの杖は繊細そうなのに、地面に落とすようなシーンもあってよく壊れないなと。

特にマシュの大盾なんて地面にドスッと押し付けるようなシーンも多く、脚部の耐久やメンテは一体どうなっているのやら...そういえば盾がクルクル回るような作りになっていた。かっこいい。

見た目の美しさと機能の美しさ、その両面を満たす武器が大量に出てくる。こんな贅沢な舞台はなかなか無いのでは。

装置メモ

通常の平場と舞台奥の高台というシンプルな2段構成、台の更に奥には玉座が隠されている。そこに2つの移動階段を組み合わせることで、より立体的な運用が可能になる。

天井まで伸びる6枚の半透明なパネルはスクリーンであり紗幕でもある。映像を映すのはもちろん、壁のように使用したり、回想シーンでは容姿を隠すように使われていてソツがない。

パネルを六角形に組み合わせれば見た目も美しいスクリーンとなり、客入れ時は用語を映しゲームのロード画面風になっていたのは印象深い。

まとめ

短期での再演となった舞台FGO、その凄さを身をもって感じたところだ。シリアスなシーンが続く中でのコメディも抜かりなく、ドクターの可愛さはぜひtwitter等のまとめを検索してみてほしい。

今回驚いたのは女性客の多さで、客席のほとんどはそうであった。キャラクターの関係性に萌えるもよし、推しのファンサに萌えるもよし。濃密なストーリーを読みたい、凝った衣装や小道具を観たい、そんなニーズにもバッチリ対応だ。

男性向け/女性向け/性別問わず拡がりを見せるFateの勢いは凄まじいし、この波をリアルタイムで感じられたのは幸運である。

ああでも上演直前でいいからスマホの電源切ろうな!ソシャゲ原作故にユーザー多いから尚更さあ!!特に休憩明けなんかアナウンス少ないから気をつけような!!!

Fate/Grand Order THE STAGE -神聖円卓領域キャメロット-/脚本・演出・作詞:福山桜子
2017/10/03(火)18:30(女性マスター回)@Zeppブルーシアター六本木

おまけ

2017年の水着イベントに滑り込めた新米マスターです。どなたか引率してくださいませんか!!?どうか...

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