氏の代表作の再演だそう。追加公演の席が取れたので見てきました。
感想
案内に記載されていたとおり「唐突に終わる」というのが本当に唐突で、登場人物に感情移入してきた頃に終わってしまった感じがある。
けれどそれは本質ではなくて、個々のキャラクターが持つ役割こそが意味のあるものだと思うと、納得ではある。
今でこそ「???」という感じはしないが、発表当時は珍しい手法だったのだろう。
メモ列挙
- 日本人の持つ「悪意のない差別」を感じた
- 男尊女卑な感じは時代だろう
- けれど男性陣も世代によって距離感や言葉遣いが異なる
- 女中さんの中にもヒエラルキーが存在している
- 衣装がきれい、かわいい
- 特に女性陣の大正な衣装(実際は明治だけど)かわいい
装置メモ
日本風の家屋、ダイニングテーブルのあるワンシチュエーションもの。
タンスや調度品からは日本らしさを感じるし、所々の飾り付けにアジアンな香りがする。
青年団『ソウル市民』脚本・演出:平田オリザ
2018/10/30(火)19:30@こまばアゴラ劇場