『少女革命ウテナ 白き薔薇のつぼみ』を配信で観ました。ようやく。
このあと黒薔薇編の舞台を観に行きます!
感想殴り書き
- そもそもが寺山修司でアングラな側面があるから舞台との親和性あるよね
- 決闘の中で想いが交錯するからミュージカルとの親和性あるよね
- TV本編でも劇中歌マシマシだからミュージカルな要素あるし
- 決闘は生徒会メンバーとのみに絞ってある
- 結果、ウテナの心情の変化やアンシーとの関係性に集中できる
- ある意味「TV版をもう1回見る前に、ミュージカルを観るとより考察が深まるのでは」という感想です。
- 螺旋階段は照明とキャスト勢揃いの相乗効果で、舞台で実現可能な迫力を打ち出していたと思う
- 「変身シーン」の様相とはまた違っていたが、ここぞという場面で使うため重さが感じられる
- 特に良かったのが影絵少女
- 「かしらかしら」を背景に芝居ができるのは舞台だからこそ
- アニメだとカットや画面の大きさの制約がある分、いい差別化に
- アンサンブルが男2女2ってのも良い
- 画面がうるさくならないし、幼少期や回想シーンをクロスさせるいい役割
- キャラクターがみんな「そのまま」って感じでいいね
- そもそも衣装が素敵なんだから感動も倍だよね
- 薔薇がファサーッってなるのもキレイ
- 後半になるにつれ床に蓄積されていくのも趣深い
- ウテナ役の能條愛未さんは坂道出身ですか
- 周りの安定感がありすぎてちょっと押されてる気もした
- 一方、ところどころに川上とも子みを感じられたのはすごい
- ちゃんと研究してた
- 戸谷公人演じる桐生冬芽の性格の悪さがディエンドーって感じでハマってた
- かっこいい役をかっこいい人がやるのはだいじ
- 七実様の鈴木亜里紗って子が頭一つ抜けて動きも歌唱もすごかった
- 洗足ミュージカル科の主席ですかそれはそれは…
- 池田謙信という名をどこかで見たと思ったら『デジモン』で操演やってた人だ!
- そりゃラスト制服の扱いも細やかになる
総じて「良いものを観られた」という感想です。
もちろん120分に収めるにあたり削られた要素もある。あるいは、アニメーションの表現としての、例えば決闘広場の車だったり、サルの役割だったり。
それはそれとして割り切って、主人公の心情をストレートに打ち出していたのはアリかなと。
正直なところミュージカルってそんなに好きではないんですけど、決闘をはじめそもそもの親和性があったのと、ストーリーをシンプルに追えたので、好印象です。
安心して黒薔薇編を観てこようと思います。
登録して良かったdアニメストア。
なんだかポリゴンマジックに騙されてるみたいでくやしい。
『ミュージカル少女革命ウテナ 白き薔薇のつぼみ』脚本・演出:吉谷光太郎
2018/03/08~18@CBGKシブゲキ!!