"プリスマス"どころかキャラもののライブは初めてだったんですが、とても良かったです。TVアニメで見ているキャラクターが目の前にいる不思議な感覚でした。
画像はavexの公式ページから引用。
プリパラ クリスマス☆ドリームライブ2016 イベント・オーディション | TVアニメ「プリパラ」BD・DVD・CD公式ホームページ
濃密な140分
上演時間は2時間ちょっとかな、曲数が24とかなんとか。テレビ放送のショートverがあるとはいえ、これだけの曲を詰め込んで成立させるのはすごい。
その性質上ソロ曲はごく少数とはいえ、その分掛け合いや曲のつなぎのギミックが凝っていたと思う。
「あなたの落としたのは、金のひびき像? 銀のひびき像?」「本物の紫京院ひびきだ!」のセリフで奈落から舞台に現れる斎賀さん、そのままトマレイヒのデュエット。これはリアルだからこそ映える演出ですね。
目の前で起こっているからこそといえば、田中さんの『かりすま~とGIRL☆Yeah!』ね。一人三役の歌い分けが目の前で起こっている衝撃ったらもうたまらないね。
直近の新曲を押さえつつ、懐かしいラインナップも外していないところはポイント高いです。Prizmmy☆の『Jumpin'! Dancin'!』なんてその最たるところ。
現実と虚構の錯覚
i☆Risのライブはどう考えてもリアル側、プリパラミュージカルはリアルとはいえ舞台という時点で"虚構"じゃないですか。じゃあキャラクターもののライブは??
ステージで歌って踊るのは紛れもなく"茜屋日海夏"だけれど、脳は"真中らぁら"だと認識している。かと言って客席とを隔てる「第四の壁」は感じない、何なんだこの感覚は!?
キャストの皆さんがキャラクターとして立っているのかどうか、意識や徹底具合は個人差があるだろう。それでも、それでもだ。目の前にキャラクターが居るんですよ。*1
つまり我々がシステムの中に入ったとも言える。舞浜駅はプリズムストーンショップだったのだ。
まとめ
当初は「声出してライブに参加すっか」と思っていたが、ところがどっこい、感動やら混乱やらでそれどころではなかった。
アニメCGと同じダンスで~とか、役者じゃなくて役の声で~とか、そんな生半可なものではない。声優だとかアイドルだとかそういうのを超越した、職人芸としか形容できないものを感じた。
もうひとつ、ごく個人的な驚きポイントがあって。エンドロールで流れた小道具担当の方、ぼくが大好きないつもの人でした。さすがだなあ。
プリパラ クリスマス☆ドリームライブ2016
2016/12/25(日)14:00@舞浜アンフィシアター
*1:悪く言っているのではなく、また特に指定があるような印象は受けなかった。